今回は「Head First オブジェクト指向分析設計」の本のレビューをします。
内容
“Head First オブジェクト指向分析設計”はオブジェクト指向が初めてな人でも苦手な人でも理解しやすい内容になっています。初級者〜中級者向けです。
サンプルコードはJavaですが、普段Javaを使わなくてもオブジェクト指向設計を学びたい人は非常に読む価値があります。
本書は読者が退屈しないで、理解しやすく記憶に定着するように以下の工夫がされています。
- ビジュアルを多用する
- 対話形式を採用する
- 学習者に深く考えさせる
- 読者の関心を常に保つ
- 感情を揺さぶる
他の設計書の教本よりイラストやクラス図、ユースケース図、写真が多用されています。他書より独特な構成になっています。
単純なソフトウェアを0から設計をするので初心者でも分かりやすいです。オブジェクト指向だけでなく、開発の流れも学ぶことができます。
開発の流れは以下のようになっています。
フィーチャー一覧 → ユースケース図 → 問題分割 → 要件 → ドメイン分析 → 初期設計 → 実装
対話形式なので堅苦しくなく、実際の開発現場で起こりそうな問題や、問題解決の話が展開されています。
本書の付録には本書で説明しきれなかった開発の手法が紹介されています。本書を学び終えた次に学ぶ参考になります。
まとめ
最初この本を見たとき、表紙のような写真が多く使われていて、緩い感じや古い感じがして読む気が起きませんでした。
実際読んでみると、初心者でも分かりやすいように開発の流れや、オブジェクト指向分析設計のやり方、考え方を解説しています。
Javaで書かれていますが、Pythonの文法を覚えたばかりでソフト作りのイメージが全然できないという人でもおすすめしたいです。
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