【レビュー】実践Python3

実践Python3 の表紙

「実践Python3」はPythonのスキルを向上させたい人におすすめの本です。

中級者〜上級者向けの本です。

内容

“実践Python3”は全8章で構成されています。難易度は高いです。

1~3章はGoFのデザインパターンをpython3で実装する方法が紹介されています。本書の中で一番役立つ内容です。

デザインパターンと関係ないテクニックを使っているものが多く、それぞれのデザインパターンの本質を捉え辛かったです。非常に苦労しました。

何度も読み返してようやく理解できました。

Javaですが以下の2つの方がシンプルなのでデザインパターンの特徴を理解しやすいです。

まずはこれでデザインパターンの特徴を理解した上でこの本を読むことをおすすめします。

4~8章は以下の内容です。

4章 高レベルな並行処理
5章 Pythonの拡張
6章 高レベルなネットワーク処理
7章 PythonとTkinterによるGUIアプリケーション
8章 OpenGLによる3Dグラフィックス

どれも内容が難しかったです。開発内容によりますが、どの章の内容も利用状況が限定されているため一通り理解できるまで読んだ後、使うときに再読すればいいと思いました。

まとめ

pythonでGoFのデザインパターンを優しく解説している本が欲しかったのですが、この本以外は見つかりませんでした。(ネットには英語ですが、わかりやすいサイトが数件ありました)

  1. デザインパターンを理解する
  2. 実際の開発に応用できる

1も2も習得までは時間がかかるかと思いますが、設計スキルを上げたい人にとっては是非習得したいスキルです。

後半の高速化に関する章も大切です。並列処理や高速化を実装できる開発者は少ないため、これらのスキルを身につけておくと活躍できるでしょう。

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