「Effective Python 第2版」はPythonのスキルを向上させたい人向けの本です。
初心者から上級者まで役立つテクニックが多く紹介されています。
内容
各項目は初心者でもすぐに理解できるものもあれば、経験者でも難しそうなものもあります。
Pythonのバージョンが3.8までの内容です。
以下に私が特に気に入った項目を紹介します。
項目4 Cスタイルフォーマット文字列とstr.formatは使わずf文字列で埋め込む
項目10 代入式で繰り返しを防ぐ
項目16 辞書の欠損キーの処理にはinやKeyErrorではなくgetを使う
項目20 Noneを返すのではなく例外を送出する
項目30 リストを返さずにジェネレータを返すことを考える
項目38 単純なインターフェースにはクラスの代わりに関数を使う
項目44 getメソッドやsetメソッドは使わず属性をそのまま使う
項目65 try / except / else / finallyの各ブロックを活用する
項目78 モックを使って依存性が複雑なコードをテストする
項目87 APIからの呼び出し元を分離するために、ルート例外を定義する
この他にも実用的で役立つテクニックが多くありました。
f文字列はバージョン3.6で導入されました。項目10で:=(ウォルラス演算子)が登場しますが、これはバージョン3.8で導入されました。
pythonは日々進化しており初版には無かった便利な新機能も紹介されています。
まとめ
Pythonは日々、機能の追加や改良されています。
公式サイトで最新情報を得るのが一番早いとは思いますが、情報が多すぎて読む気になれませんでした。本書のような専門書で最新の便利機能が学べてためになりました。
Pythonのスキルを上げてより開発効率の向上や、ソフトウェア品質の向上を目指している人にはおすすめです。
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