“Kubernetes on AWS”はAWSでKubernetesの使い方を学びたい人におすすめの本です。
Kubernetesとは?
コンテナ化したアプリケーションのデプロイ、スケーリング、及び管理を行うための、オープンソースのコンテナオーケストレーションシステムである wikiより
現在ではdockerというコンテナがメジャーです。
概要
本書はクラウドを使ったことがなくても、Kubernetesを試すことはできます。
しかし実際はクラウドサービス上で利用されることが多いため、クラウドサービスの専門的な知識も必要です。そのため学習コストは非常に高いです。
この本はAWSでKubernetesを使うことを前提としています。そのため最低限AWSとdockerの本を読んで基礎知識をつけておくといいです。
場合によってはネットワーク系(プロキシ、ホスト、http, tcp/udp DNS, NTP, FTPなど)の基礎知識も必要です。
AWS以外のクラウドサービスを使っている場合はご利用のサービス向けのKubernetesの本を参考にしてください。
Kubernetesは誰の業務か?
Kubernetesを利用するエンジニアの立ち位置は曖昧です。
- インフラエンジニア:機能だけ見ると監視・運用系の知識が必要なため
- クラウドエンジニア:一般的にクラウド環境を利用しているため。アカウント管理やリソース管理の延長とみなされる
- システムエンジニア:DevOps開発でCI/CDを実現するために利用できるため開発の延長とみなされる
Kubernetesは2014年にリリースされたまだ若い技術ですが、便利なため急速に広がっています。
私はシステムエンジニアですが案件の中にはKubernetesの経験を求められるものもあり、今後さらに必要とされるスキルだと感じているため本書を購入しました。
本書ではKubernetesを使う手順が丁寧に書かれていました。実際にコンテナが自動的に起動する様子や削除される様子がコマンドで確認できました。
まとめ
Kubernetesはクラウドサービス、docker、ネットワークに関する知識が必要とされますし、聴き慣れない用語に振り回されるかもしれません。業務レベルまで使いこなせるようになるまでは根気が必要です。
しかし、本書の読みながら実際にコードを実行していけばKubernetesの便利さや使い方は体感できると思います。Kubernetesの初心者でも本書はおすすめです。
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