タプルはリストのように複数の要素を持つことができます。リストとの違いは、要素の変更ができないことだけです。不変型 (immutable) です。
ディクショナリのキーやsetの要素にすることができます。ディクショナリのキーは変更不可能である必要があるため、リストは使えません。
タプルの記法
(要素, 要素, 要素, ・・・)
要素が一つだけの時
(要素,)
空のタプル
()
*要素が1つ以上の時、丸括弧は必須ではありません。
planets = ('Mercury', 'Venus', 'Earth', 'Mars')
nums = 1,2,3
num = ('one',)
アンパック
タプルを分解する演算も可能です。アンパック操作と呼ばれます。
関数の戻り値を複数、バラバラで得るときに便利です。
nums = 1,2,3
a, b, c = nums
print(a, ':', b,':',c)
【結果】
1 : 2 : 3
以下のように要素の追加をしようとするとエラーになります。
planets[3] = 'Sun' # エラー
連結 ネスト
タプル同士の連結やネストが可能です。
planets = ('Mercury', 'Venus', 'Earth', 'Mars')
planets = planets + ('Jupiter', 'Saturn') #連結
mixed = 'zero', (1, 'one'),('二', 'two', 2) #ネスト
print(planets)
print(mixed)
【結果】
('Mercury', 'Venus', 'Earth', 'Mars', 'Jupiter', 'Saturn')
('zero', (1, 'one'), ('二', 'two', 2))
ディクショナリのキーにする方法
pref_capitals = {(11.1, 22.2):"奈良県",(13.1, 24.2):"佐賀県"}
print(pref_capitals[(11.1, 22.2)])
【結果】
奈良県
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